みんな、ひとりひとりの星に生きている異星人じゃないか
火を守りあう手/誰かの実感に触れること、自分の実感が呼応すること。/頭を打ち付け、病気を育て、それ自体を楽しむ/遠い世界のことは、本当に遠いのだろうか。
安久都智史
2024.12.07
読者限定
朝、起きれないことが増えてきた。もっと寝たい、のではなく、寝ることでシャットダウンしたい、といった感覚。なにをシャットダウンしたいんだろう。
布団にはりつけられているとき、どうしても頭と心は嵐のようで、荒れ狂う風をつかまえるのは難しいのだけれど。かすかに触れた指先が感じたのは、「今日という1日をはじめたところで、どうなるんだ」と響く声だった。